AviUtlの初心者講座

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設定ダイアログの拡張描画機能について

   

4. 拡張描画

標準描画よりも設定項目が増え、より複雑な動きが可能となります。

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(1) Z

Z軸方向に移動します。
カメラ制御以外で使用する場合には、拡大縮小の代替手段としても使用できます。

直線移動で増減させた場合、「拡大率」とは異なったイメージで大きさが変わります。

「拡大率」の場合、小さくなるほど速く縮小し、大きくなるほどゆっくり拡大して見えます。これに対し、「Z」では画像がだんだん近づいたり、離れるイメージで大きさが変わります。
なお、カメラ制御下にないときは、Z軸を移動しても、画像の前後関係はレイヤーの上下で決定されます。ただ、値がおおよそ-500を超えると、画像が消えてしまうことに注意が必要です。

(2) 縦横比

縦横比を変更します。
+100で横方向の幅が0%になり、-100で縦方向の幅がゼロになります。単純に、縦または横方向のサイズのみを拡大するのは、難しかったりします42。

(3) X,Y,Z軸回転

X軸、Y軸、Z軸方向に、それぞれ3D的に回転させます。
数値をプラスに動かした場合、各軸のプラス方向へ向いて画像を見ると、時計回りに回転します。 ・X軸回転…左から画像を見て時計回りに回転 ・Y軸回転…上から画像を見て時計回りに回転 ・Z軸回転…正面から画像を見て時計回りに回転

(4) 中心X,Y,Z

画像の中心を変更することが出来ます。
中心を変更することで、拡大縮小・回転させたときの動きが変わってきます。思った通りの動きをさせるには必須の機能です。

a. 使用例1

例えば、中心点をキャラクターの瞳に合わせた場合は、瞳を中心に拡大縮小することが出来ます(左下画像参照)。また、中心点をキャラクターの足元に合わせて縦横比を移動させた場合は、キャラクターが伸縮するような動きをさせることが出来ます。

b. 使用例2

また、複数の画像を取り扱う場合で、X,Y,Zを動かさず、中心X,Y,Zで座標を設定すると、まとめて規則的な配置にすることも出来ます。例えば、複数の画像の中心Zを200等に合わせて、Y軸回転の値だけずらしていくと、円形に並べることも出来ます。(右画像)

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c. 留意点

中心点の数値は、元画像のサイズが基準となっています。画像を拡大縮小させてとしても変わりません。なので、中心点を動かし、かつ画像を拡大縮小した時、画像の見かけ上の位置が変化して見えるので注意が必要です43。

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(5) 裏面を表示しない

Y軸回転や、X軸回転で裏側になった場合に、裏面を表示させません。
例えば、カードを回転させながら、表と裏を表現したい場合に使用したりします。

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