AviUtlの初心者講座

初心者の為のAviUtl初心者講座です。

AviUtlのパーティクル出力の解説

   

9. パーティクル出力

同じ画像を連続で出力します。例えば、雪や桜吹雪を作ったりします。

※画像をパーティクル出力したい場合には、設定ダイアログ右上の矢印をクリックし、「画像ファイル」を選択して下さい。

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(1) 項目の説明

各項目の解説です。なお、パーティクル出力においてはランダム移動が活躍し、各項目をランダム移動させることで、様々パーティクルを出力させることが出来ます。
a. X、Y、Z
パーティクルの発生源の座標を指定します。
また、例えばX座標とY座標をランダム移動で-200~200というように設定すると、400x400の範囲からランダムに出力されるようになり、発生源を広げることが出来ます(「移動範囲の座標からランダムに出力」とは異なったイメージです)。

b. 出力頻度

パーティクルが出力される量を調整します。数値は1秒間に出力される画像の数を表します(単位:個/秒)。

c. 出力速度

パーティクルの出力される速さです。数値は1秒間に進む距離を表します(単位:ピクセル/秒)

d. 加速度

パーティクルを加速させます。マイナスに設定すると減速させます。ただし、減速させた場合、速度がゼロになるとそのパーティクルが消えてしまうことに注意が必要です。

e. 出力方向

パーティクルの出力される方向です。下方向がゼロ度で、時計回りで設定されています。

f. 拡散角度

パーティクルの出力される方向が、ある程度の幅を持ち、その範囲からランダム方向に出力されます。360度で全方向に拡散されます。

g. 透過率

通常の「透明度」と同じもので、透明度を指定します。

h. 透過速度

パーティクルをだんだんと透明にさせることが出来ます。数値は1秒間に変化する透明度を表します(単位:パーセント/秒)。また、マイナスの値は、最初「透過率」を透明にしていた場合に有効で、一つひとつのパーティクルが、フェードインして登場してくるように設定することが出来ます。

i. 拡大率

通常の「拡大率」と同様で、画像の大きさを指定します。ランダム移動させると、大きさの異なる画像をランダムに出力させることが出来ます。

j. 拡大速度

パーティクルをだんだんと拡大させたり、縮小させることが出来ます。数値は1秒間に変化する拡大率を表します(単位:パーセント/秒)。

k. 回転角

通常の「回転」と同様で、画像出力時の回転角度を指定します。ランダム移動させると、出力時の回転角度をバラバラにすることもできます。

l. 回転速度

画像の回転する速度を指定します。数値は1秒間に回転する回数を表します(単位:回/秒)。

m. 重力

パーティクルの動きに重力を加えることが出来ます。マイナスにすると、上方向の重力になります。調整すれば、花びらが風に吹かれるような演出も可能となるかもしれません。なお、「加速度」と異なり、移動速度がゼロになってもオブジェクトは消えず、途中で反対方向へ移動させることも出来ます。

n. 生存時間

一つひとつのパーティクルが表示される時間(秒)を指定します。出力後に、指定した時間でオブジェクトが消えていくようにすることが出来ます。なお、ゼロの場合は画面外に消えるまでずっと表示されます。

o. 出力方向の基準を移動方向にする

パーティクルの座標を動かした場合に、進行方向を基準として、自動的に出力される方向が変更されるようになります。例えば、常に進行方向の後ろに出力されるようにしたりします。出力される方向は「出力方向」で決定され、進行方向の後ろ方向がゼロ度となります。
曲線移動などで、座標をぐりぐり動かす時に使うときに効果的かもしれません。使い方によっては、ラインを描くことも可能とのこと59。

p. 移動範囲の座標からランダムに出力

パーティクルの座標を移動させておくと、その移動の軌跡の範囲から、ランダムにパーティクルが出力されるようになります。雪や花びらを降らす時には必須の機能。

q. 3Dランダム回転

X,Y軸方向にも3D的に回転するようになります。回転速度は設定ダイアログの「回転速度」の項目で調整することが出来ます。花びらを降らせる時にでも。

r. 終了点で全て消えるように調整する

チェックを外した場合、オブジェクトの最後までパーティクルが出力され続けます。
一方、チェックした場合には、オブジェクトの終わりで、全てのパーティクルが画面外に消えるように、自動的に途中で出力が止まります。通常、使用する際にはチェックを外しておいた方が分かりやすいかもしれません。

(2) その他

a. 図形やテキストのパーティクル

図形やテキストをパーティクル出力させたい場合には、一度、図形やテキストオブジェクトを作成し、設定ダイアログ右上の矢印からパーティクル出力に変換すればOKです。

b. 上のオブジェクトでクリッピング

またパーティクル出力に対しても「上のオブジェクトでクリッピング」は有効です。画像を下のレイヤーに配置し、「上のオブジェクトでクリッピング」を適用すると、パーティクルの形で画像がマスクされるので、なかなか面白いかもしれません。

c. ランダム移動の使用例

花びらの画像で各項目をランダム移動させると画像のような感じにも出来ます。出力速度、拡大率、回転角、回転速度をランダム移動にし、移動範囲の座標からランダム移動、3Dランダム回転にチェックを入れています。

d. 留意点

パーティクルの各項目を「ランダム移動」させた場合に留意点があります60。”ランダム移動”は1フレームごとに数値を変化させるもののため、出力頻度が大きい場合、例えば、1フレーム毎に同じ大きさのオブジェクトが出力されるようになってしまいます。例えば、30fpsの場合、出力頻度を60以上にすると、2つずつ同じ大きさのオブジェクトが出力されます。
これを避けるためには、パーティクルオブジェクトを二つ以上用意するとよいです。パーティクルをコピペし、オブジェクト毎にパラメータを少し変えるとよいかもしれません。

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