AviUtlの初心者講座

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合成モードの意味(AviUtl)

   

14. 合成モード

合成モード75は、設定ダイアログ左下のドロップダウンリストから選択します。実際に試してみるのが、一番理解しやすいかと思います。

(1) 各合成モードの解説

a. 通常

合成後 = 合成画像
通常の状態です。比較用に。右画像の例では、元画像=チェック柄、合成画像=キャラクター画像です。また、合成の計算式は、R,G,Bの要素ごとに算出されます。

b. 加算

合成後 = 元画像 + 合成画像
元画像に合成画像の要素が加算(たし算)されます。
例えば、元画像(124,186,224)に白(255,255,255)を加算すると、各要素の上限が255なので、合成後(255,255,255)となります。一方、黒(0,0,0)を加算すると、合成後(124,186,224)となり、元画像のままとなります。
結果、合成画像の黒い部分は透明になり、白い部分は上書きされます。また、各要素が足し算されるので、全体的には白に近づく=明るくなることになります。

c. 減算

合成後 = 元画像 - 合成画像
元画像から合成画像の要素が減算(ひき算)されます。
例えば、元画像(124,186,224)から白(255,255,255)を減算すると、各要素の下限がゼロなので、合成後(0,0,0)となります。一方、黒(0,0,0)を減算すると、合成後(124,186,224)となり、元画像のままとなります。
結果、合成画像の黒い部分は透明になり、白い部分は黒くなります。また、各要素が引き算されるので、全体的には黒に近づく=暗くなることになります。

d. 乗算

合成後 = 元画像 × 合成画像 ÷255
上記のように計算されます。
例えば、元画像(124,186,224)に白(255,255,255)を乗算合成すると、255÷255=1となるので、合成後(124,186,224)と元画像のままとなります。一方、黒(0,0,0)を乗算合成すると、ゼロが乗算されるので、合成後(0,0,0)となり、黒くなります。
結果、合成画像の黒い部分は上書きされ、白い部分は透明になります。また、元画像に1以下の数値を乗算する計算式になっているので、全体的に暗くなります。

e. スクリーン

合成後 = 元画像 + 合成画像 – (元画像×合成画像)/255
上記のように計算されます。
例えば、元画像(124,186,224)に白(255,255,255)をスクリーン合成すると、合成後(255,255,255)となります。一方、黒(0,0,0)をスクリーン合成すると、合成後(124,186,224)となり、元の画像のままとなります。
結果、合成画像の黒い部分は透明になり、白い部分は上書きされます。また、全体的には、加算で明るくしたものから(左の項)、乗算で暗くなる分を差し引いて算出(右の項)しているような計算式のため、加算合成の明るさを緩和した程度に、明るくなります。

f. オーバーレイ

元画像 < 128 のとき
合成後 = 元画像×合成画像 ×2/255
元画像 ≧ 128 のとき
合成後 = 2 × (元画像 + 合成画像 – 元画像×合成画像/255) – 255
上記のように計算されます。
複雑な計算になっているように見えますが、元画像が暗い部分は乗算合成してさらに暗くし、元画像が明るい部分はスクリーン合成してさらに明るくするようなイメージです(少し補正されていますが)。
結果として、要素ごとに、明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗く合成されるため、彩度が上がって見えるようになります。

g. 比較(明)

合成後 = 元画像と合成画像の明るい方
要素ごとに、明るい方が選択されます。
結果、全体的に明るくなります。

h. 比較(暗)

合成後 = 元画像と合成画像の暗い方
要素ごとに、暗い方が選択されます。
結果、全体的に暗くなります。

i. 輝度

合成画像の輝度で、元画像の輝度が差替えられるイメージです77。元画像の色相や彩度はそのままで、合成画像の輝度情報をもった結果となります。右画像を見ると、合成画像の色情報が反映されていないことが分かると思います。

j. 色差

合成画像の色差で、元画像が上書きされます…が、筆者は理解しきれていないので、解説は省略します。以下サンプルの紹介のみ78。陰影、明暗、差分。

k. 透明度(参考)

合成後 = 元画像×透明度/100 + 合成画像×(1-透明度/100)
合成しない場合(通常モード)でも、透明度を変更すると、後ろが透けて見えると思います。この時の色情報も、同じように算出ができます。合成画像の透明度で加重平均されています。参考までに。

(2) 一例

グラデーションやテクスチャを合成するだけでも雰囲気が大きく変わるので、いろいろ試してみるのがよいと思います。フレームバッファを乗算などで合成するという方法もあります。
また、画像素材や動画素材を合成する時にも使用します。下画像はセピアノイズのエフェクトを合成したケースです。

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